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ハマのメリー伝説『市電うどん~特盛版~』

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◆野外ダンス公演
ハマのメリー伝説『市電うどん~特盛版~』

2008年秋、あの「市電うどん」が還ってくる!!
今度は総勢80名にも及ぶ出演者による
怒濤の野外ダンス公演!!

[総合演出]寺十吾(tsumazuki no ishi)
[振付]石丸だいこ
[音楽・生演奏]坂本弘道(チェロ)/栗木健(パーカッション)

[企画顧問]木村健三(マシュマロ・ウェーブ) 佃典彦(B級遊撃隊)
[製作総指揮]大西一郎(ネオゼネレイター・プロジェクト)

■出演

石丸だいこ

〈横浜未来演劇人シアターメンバー〉
今井勝法 五十嵐恵美 碓井将仁
岡野正一 坂内愛 櫻井麻樹
芝崎知花子 嶋崎諭 谷崎静香
中野麻衣 中山朋文 浜田貴也
濱夏子 平山亮 藤沼茂人
松浦玉恵 免出友美 望月大成
安田亞希子 吉村公佑 若松絵里

〈客演〉
石丸だいこ 安部康二郎 池田遼(少年王者舘) 石塚義高 
猪狩あゆみ 磯部みなみ 井原脩誌 井村昂(少年王者舘) 
折笠瑞季 大久保ちか(ファンカスキャンパーズ009)
大窪みこえ(WAHAHA本舗) 岡野康弘(Mrs.fictions)
落合孝裕 小野偉子 金子恵 桑原礼佳(劇団芋屋) 佐々木崇人
駒木菜穂 小松留美 ((有)レトル) 湖山未来 小柳芳文
笹野鈴々音(krei inc.) 三枝ゆきの 塩谷恵子 柴山美保
菅谷和美 高村圭 瀧下涼(劇団S.W.A.T!) 田中真代 てるり
日比野裕之 日与津十子(少年王者舘) 増田久美子 三浦未早
水元汽色(少年王者舘) 美川奈穂  百地香織
山口航太 雪港(少年王者舘) 矢追真寿美 矢部久美子
吉田亮 渡辺かな子 (T1project) 渡邊純子

[生演奏ゲスト]
川口義之(栗コーダーカルテット)─サックス
斉藤哲也─アコーディオン

[美術]加藤ちか
[照明]阿部康子(あかり組)
[音響]岩野直人(Stage Office)/橋口修(サウンドオフィス ミル)
[衣装デザイン]出川淳子
[エアリアル振付]渡邊純子
[舞台監督]中村公彦(インスパンシブルティ)
[舞台監督見習]免出友美(横浜未来演劇人シアター)
[宣伝美術]田岡一遠/マツウラタマエ(横浜未来演劇人シアター)
[チラシ裏面写真]藤倉善郎
[Web製作]ysht.org
[制作運営]福永友紀(これっきりプロデュース)
[協力]横浜演劇サロン 横浜SAAC ZAIM krei inc. 劇団S.W.A.T! 相鉄本多劇場 トゥーランドット実行委員会 西田由紀子 高橋由希 他多くの皆々様 

[日程]2008年10月31日(金)~11月3日(月・祝)
[タイムテーブル]
31日(金)19:30
1日(土)18:00
2日(日)18:00
3日(月・祝)18:00
※受付開始は開演90分前、開場は開演30分前、当日受付順での入場となります。

[チケット料金(日時指定・全席自由)]
前売り3,000円 当日3,500円
中高生2,500円(要学生証掲示)

[チケット前売り開始日]2008年9月3日(木)

[予約・問合せ]
tel. 045-333-5291(これっきりプロデュース)
E-mail. mirai_engeki@yahoo.co.jp
※メールでのご予約の際は、お名前・希望日時・予約枚数を明記してお送り下さい。

[会場]「みなとみらいテント劇場」
横浜市西区みなとみらい六丁目
みなとみらい線新高島駅4番出口徒歩8分
JR他各線横浜駅東口より徒歩18分

[主催]横浜未来演劇人シアター実行委員会
[共催]横浜市開港150周年・創造都市事業本部
[支援]平成20年度文化庁芸術団体人材育成支援事業
[企画協力]日本演出者協会

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昨年度話題を呼んだ、あの野外ダンス公演「市電うどん」が、更なるパワーアップをして、「市電うどん~特盛版~」として還って来ます。
内容・出演者とも大盛を超え更なる特盛へと増大してドドンと今年も秋の夜長の横浜みなとみらいに炸裂します。
めくるめく素晴らしき生演奏の海の中、物凄いものをお見せ致します。
去年目撃したあなたも、もちろん今年初めてのあなたも、この4日間限定販売の怒涛の超絶極旨うどん身体全体で味わうべく、開港150周年前夜を迎えたこの魅惑の未来都市横浜へ、さぁ急げ!!

製作総指揮 大西一郎



虚と実の間で

老娼婦メリーさんは、日常的に私の働いていたドラッグストアに買い物に来てくれていました。話し方は甲高い声で、女形の役者の喋るセリフのように聞こえてきました。しかし振舞いはどこか気品があって、良い家庭に育った人で、今の人生は自分で物語りを創るように生きているのではないかと思われる方でした。桜木町の仮設の劇場で出会ったメリーさんをテーマにした演劇は、深く心の中に残っていて、再演の知らせを聞いたとき、今度こそよく虚と実の間の秘密をのぞき見しようと楽しみに出会いを待っている自分が居ます。

舞踏家 大野慶人



誰もが立ち竦む時代。毒々しい夜景に目を奪われかけたその時、芝居は静かに幕を開ける。舞台に佇む女は白いドレスに白塗り。横浜に生まれ育つ者なら一度は見聞きした彼女は、今でも密かに語り継がれる「ハマのメリー」。華奢で弱弱しいその手はしかし、「港横浜」の喧騒を深く仰ぎ、わずかに覗かせた「時の裂け目」を見る間に押し広げ、瀟洒な夜景を焦がす群舞や合唱で、見る者を圧倒する。「市電うどん」。近年まれに見る傑作である。

劇作家 大橋泰彦



閉鎖された劇空間にとどまらず、横浜の街全体が舞台になっている。戦後の設定だが、背景に見えるのはみなとみらいのカラフルな夜景。過去と現在がからみ合い、元気いっぱいの若者たちによって、違った顔の横浜をみせる。今はない市電とメリーさん、どちらも横浜の風景の一部であった。人生をうどんで例えるなら、メリーさんのうどんはどんな味だっただろう。あらゆる年代の人達があの頃の横浜を共有できる空間である。

写真家 森日出夫



うどんは漢字では饂飩と書くが、読み方は「うんどん」である。関西では「うろん」と訛る。「きつねうどん」は、関西では「けつねうろん」になる。かつての田宮二郎主演の映画『鉄砲犬』シリーズ(大映・藤本義一原作、脚本)では、舞台は大阪だが、刑事役の天知茂が、うどん好きで、喫茶店に入るがごとく田宮二郎との談合をうどん屋でやってた。田宮の「またうどんかいな」という台詞が印象深い。四国には讃岐うどんがあるように、市電の停留所近くに市電うどんというのがあっても、別段奇異ではナイ。というか、うどんはその前部にどんなコトバを付けても成立する、日本独特の店屋物である。

劇作家 北村想



■『ハマのメリー』
白いドレスに白い靴、白いパラソル、白い顔。そこには戦後の焼け跡の匂いをそのままに、その一生を現役の娼婦として横浜の街に立ちつづけた一人の老女がいた。年も名前もあかすことなく、生活道具の一切を大きな紙袋の中に収め、顔、手、足とその体を白一色で覆った彼女をいつしか人は「ハマのメリー」と呼ぶようになっていた。伊勢佐木町で、馬車道で、大桟橋で、横浜のどこかの路地に彼女の姿は必ずあった。「ハマのメリー」の後にはぴったりと横浜の路地の喧騒が付き添っていた。そして、彼女の姿はいつのまにか街の一部と化していた。ある冬の終わり、「ハマのメリー」の姿は横浜の路地から消えてなくなった。彼女はその死の間際一体どんな走馬灯を見ていたのだろうか。かつて横浜の街を縦横に掛け巡った市電と共に時代を遡及する、物語。
 
 

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