坂本さんと栗木さんに加えた、全日程のバンド体制のメンバーは下記の皆様です。
いやぁ、すごい楽しみ。
ここにオープニングは日替わりゲストライブもあるんだもんね。すごいなぁ。
斉藤哲也(キーボード・アコーディオン他)
原さとし(バンジョー)
川口義之(サックス他)31日&1日
小森慶子(サックス・クラリネット他)2日&3日
朝は事務所。
大橋さんから電話。
音がうるさくて子供が眠れないとの苦情が港湾局に入ったとのことで、22時以降の音には気をつけるようにとのこと。
おそらく数百メートルも離れたところにある、防音設備のきいた高級マンションにお住まいの方が通報されたようです。
悲しいというか情けないねぇ。
今回私たちのテントは、みなとみらいの一番外れの雨が降ると泥沼になる空き地の上に建っている(あ、お客様の入る部分は大丈夫ですよ。大橋さんと離風霊船の方々の努力で快適になってます)。
マンションからも相当な距離がある。間にはサッカー場で遅くまで多くの人たちが楽しんでいる。
なのにウルサイ。
なのに子供が眠れない。
3月に木場公園で坂本さんがライブをやった時にお手伝いをさせていただいたのだが、あの時も、演出上の音を聞いた若いセレブママがやってきて、「公園ではそういう音とか禁止されてるんですよ」とか来た。生徒会かあんたは?
制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約制約
と、「シャイニング」みたいに書いてみたくもなりますな。
しばられたものからは何も生まれない。
当たり前だ。
ルールは必要です。そういう話してるんじゃありません。
前にも書いたが、銀座あたりの美しい商業劇場で、ロビーでワイン片手に語り合うのだけが演劇ではない。18世紀に行ってくれ。
少しでもはみ出たものを規制する社会に未来はない。
アホか。
でも大人なので22時以降は音を制約することにする。あぁ、悔しい。
苦情の最大原因であったらしい演出席のがなりマイクもやめる。
大橋さん、いろいろ迷惑をかけてすみません。
と思っていたらすぐにまた大橋さんから電話。
役所の人間が現地を見に行ったら、予定より広く使っているので、撤収するか地代を増額して払うようにとのこと
「どうする大西君?」
と言われたので、もちろんやりますと答える。
で、地代の増えた部分はおそらく一週間で20万円から30万円になるとのこと。
しばらく意識を失う。
この超赤字企画の赤字がさらに増大することとなった。
あと70枚から100枚分のチケット収入が減るわけだ。
しかし座席はもう限界一杯間もなく完売状態である。
先日のシンポジウムで、「不足分はどうするのか?」との質問を受けて、しばらく返答できず、「持ち出しです」と言って笑いを誘ってしまったが、それ事実です。
もちろん幸いにありがたいこといに横浜市や文化庁に助成していただいております。しかしそれでも全然足りません。
だってね、広告だって看板だって建てられないんだよ。
サッカー場に行く人か工事の人か散歩の人しか通らない袋地なのに、看板ひとつ出せません。
頼みの綱の広告もとってはいけないんです。
なので不足分は全部私の自腹です。嘘ではありません。
なんでそういうことになるかというと、
規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制規制制規制規制規制規制
世界は規制緩和なんて嘘です。
新宿梁山泊のテントは紫テントとして有名ですが、今回は白いカバー地に覆われています。
何故かと言うと美観を損ねるからだそうです。
横は工事現場です。パワーショベルの美観を損ねてしまいます紫は。
紫が美観を損ねる色だなんて生まれて初めて知りました。
横浜に来る皆さん、みなとみらいでは紫は禁止です。
それはこうして野外劇が出来るのは本当にありがたく、関係者の皆様のおかげだと深く感謝を思いつつも、どうしても出てくるこうした問題には頭を痛めます。
先日、維新派の松本さんから聞いた先般の琵琶湖での野外公演は羨ましいばかり。
自分らで屋台村まで出せたんだもんなぁ。
これ、元々は北村想さんの仕掛けだったとのこと。すごいなぁ。
知事さんも喜んでいたらしい。
仕込みには、昨日はその維新派の方が2名と、スパンドレルレンジの松本さん、そしてもちろん蒲ちゃん、と。毎日多くの方に助けられています。
少年王者舘の西杢比野さんも名古屋から到着!!全日お手伝いくださいます(涙)。
まぁ、そんな電話のやりとりと現場のやりとり。やったらねば。
昼はオリンピック。
午後あれこれ後に劇場へ。
車道中は、毎度お馴染みトーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンのオースティンでのライブ盤から「(Nothing but)Flowers」。ああ、かっこいいなぁ。
しかしこうした日本未発売のも手に入っちゃうなんて、今日もすごいぞamazon!!
で、無事に到着。
劇場内では明るいけれども場当たりの続き。
西杢比野さん到着していてご挨拶。
受付周りでは夕食の炊き出し準備。
私は横でパソコン作業。
みありちゃんが折り込みに来ていた。連日手伝ってくれるとの事。感謝。
ちかさんから電話が来たり、いろいろ。まだまだ大変だ。
戦争は続く。
一宮さんが初谷さんを連れて登場。バラシのゴミの見積り。
ああ、まだ始まってないのに(笑)。
一宮さんはアンケート用紙をコピーしてきてくださった。感謝。
近所の方が興味を持ってくださったようで川向こうのマンションなんかからも、何やってるんですか?と聞きにいらしたりします。こういうのは楽しい。
夕食は水餃子。
休憩時間に突入すると、アアッという間になくなる(笑)。
みんな丼によそったご飯に水餃子をかけて豪快にお食事。
休憩後も緻密に場当たりが再開。
休憩後は、生演奏部隊に、小森慶子さんと原さとしさんが登場!!拍手。
うひゃぁ、もう音の厚みがすごいです。
ずっと稽古を見ていたいのだけど、パソコン作業へ。終わらない(汗)。
高校生とか時間でちゃんと帰ってゆく。えらいなぁ。
お母様に協力していただいて迎えに来ていただいたりもしているらしい。
それでも制約の中で一生懸命立ち向かってくれていて嬉しい。
22時に一旦区切りとなる。
音出し終了。
もう一回書きます。
音出し終了!!
あとは場面の明かり作りとなる。
私は炊き出し資金が尽きてお金をおろしにゆく(涙)。
帰りにお菓子もたくさん購入。
皆、疲れて甘いものや塩っけがほしくなるので消耗率が高い。
戻ってからは終電早い組を送ったり。
23時過ぎに場当たり終了して舞台集合。キムケンさんもかけつけてくれていた。
いろいろ紹介タイムなどもあった。
寺十から明日以降の新港の流れと心積もりのお話など。
追加公演の可能性の話や、
さぁ、最後の最後まで踏ん張りきろう。
終電早い組を中心に今日も東口までを数往復。その後はクリープ買いに行ったり。
余ったご飯で福永さんと西杢さんのおにぎり。有難く美味しい。
人気の少なくなったテント前で、寺十を中心に雑談の風景。
みんな良い笑顔でした。
山のキャンプのようでした。
疲れも限界を超えているのにな。
その後、残ってくれる作業中の面々に声をかけて帰還。
今日も風呂経由で作業中にダウン。
やらねばやらねば。
場当たり中、寺十くんが、「大西君、ほら」と言うので、見れば白い蛾が舞台上を舞っていた。
去年のプロデューサー日記に書いたエピソードだけど、去年は稽古後ミーティングをしたりしていると、ある時から必ず白い蛾が周りを舞うようになって、それが小屋入り直前には走行を始めた私の車のフロントウィンドウに止まって中を覗くようになって、俺たちは、その蛾を見るたびに、あ、メリーさんが来ているねと話をしていた。
で、その蛾は、小屋入りしてある時テント向こうの草むらに姿を消したきりになっていたんだけど、楽日だったかの昼間に、今度は受付周りをずっとクルクルと徘徊する白い蝶がいて、それが何故だかどうしてもあの白い蛾がその蝶に姿を変えたような気がして、しばらくその場にいた皆で、彼女が草むらの向こうへと再びと姿を消すまでずっと見送っていたんですね。
で、昨日はその蛾がまたやって来てくれたのかなとも思います。
違う場所だけどね。見つけてくれたね。
今日も観にきてくれるといいな。
写真はちょっとだけサービス。
テントのだいこさんと白い蛾がやってきた草の海。
2008年10月29日(水)
大西一郎
